昨今のNFTムーブメントは2020年のDeFiの成功にあるってホント？

1/ 今日は「昨今のNFTムーブメントは2020年のDeFiの成功にある」という話を書き殴りします。DeFiはNFTと同じブロックチェーン技術で、「人の手を介さないインターネット上の無人の金融や銀行の仕組み」。NFTではじめてブロックチェーンを活用しだした人にはまだあまり馴染みがないかもしれません

— paji.eth (@paji_a) May 9, 2022

2/ DeFiは、かかわる人みんなで支えることができる仕組みで、ここに誰かが参加できないという制限がありません。世界中のみんなで作る仕組みなのです。DeFiによってインターネット上に価値のやりとりをなめらかにする金融機能が生み出されたので、NFTも”流行ることができた”、ということなのです

— paji.eth (@paji_a) May 9, 2022

3/ 2020年に花開いたDeFiは、まだまだ発展途上ではあるものの、道路に例えれば、まだ高速道路はできていないけど、国道ができあがってそれなりに快適な道が整った、といえると思います。インターネット上のデジタルな価値交換＝経済活動をスムーズにしつつあります

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4/ NFTはデジタルデータの供給を制限する＝在庫を設定することで、需要と供給を適切にバランスさせ、これまでかんたんに複製されて本来価値のあるものがゼロ価値に近づいてしまっていたデジタルデータに、価値をつける（＝再現させる）ことに成功しました

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5/ NFTは、アートやイラストやキャラクター、最近ではゲームアイテムやパスポート的な特典や権利の世界で流行していますが、今後のインターネット上のあらゆるデジタルデータに結びつくことで、すべてのデータに価値づけを行う、画期的な存在です

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6/ DeFiでインターネット上の経済活動が滑らかになったときの主役が、NFTによって価値づけされたデータだということです。いくらお金の動きが素早くコストが安く行えるようになっても、それをやりとりする”対象”がなければ無用の長物です、NFTは2018年初頭に発明され、ジャストタイミングだったのです

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7/ ネット上にあるモノは、すべてデジタルデータなので、元をたどっていくと0と1の数字です。それらのデータをNFT化すると、すべてのデータが価値を持ち出すことに。いままでリアルでは価値があったのに、オープンなネットの世界に踏み込んだ瞬間に価値を保てなくなったことが変だったのです

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8/ 例えば、YouTubeの動画も、一本作るための時間や労力を考えると、普通は無料にはならないはずですが、いまのインターネットだと、広告というリアル社会の宣伝をすることで、間接的に得られる収益です。広告費は、リアル社会のモノやサービスの販売から出てきているので、デジタルの価値ではないです

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9/ この投稿を見てくださっているあなたは、きっとTwitterやInstagramなどで、日々「いいね」や「リツイート」を行っていることと思います。そうした「いいね」や「リツイート」がたくさん集まると、世の中の世論を作り出すこともありますよね

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10/ 「いいね」や「リツイート」に対して、いまは金銭的価値はゼロです。ブロックチェーンが進化して、ネット回線のようにISDNからADSL、そして光回線や5G/6Gのように、手数料が激安になっていくと、「いいね」や「リツイート」をNFTにすることで、1円以下の薄い価値がつきだしていきます

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11 / Twitterでもブログでも世の中に価値ある情報を発信している人は、そうした「いいね」が集まることで、多くの人々に貢献していることで、それだけで生活ができるくらいの収益をあげられるかもしれません。これも新聞などのリアルな紙媒体ではすでに実現していたことです

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12/ NFTがもたらすおそるべき可能性をシンプルにいえば、インターネット上のあらゆるデータに、本来のリアルでは保てていた価値がしっかり再現されて、リアルと同じように、価値が移動して経済活動が本格化しだす、ということなのです

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13/ いまはたまたまアートやイラストのような存在が目立っていますが、これは最先端の部分なので、これだけの現象だけを見ていると、NFTがもたらすダイナミックな社会変革の本質を見誤ると思います。すべてのデータが「NFT」によって価値がつきだす、これがNFTがDeFi上で起こす革命的なことです

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14/ DeFiはさきほど書いたとおり、「みんなで作るインターネット上の無人銀行のような仕組み」です。見方をかえると、人が社会で経済活動をするときに必要な金融の仕組みが、インターネット上に実現したということです。これまでインターネット上では、実は経済活動をするための仕組みがなかったのです

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15/ これは、インターネットに物々交換しかなかった時代から、一気に現代のキャッシュレス時代になったくらいの、大きな変革をもたらすのです。「通貨」という概念がなかった物々交換の時代を想像してみてください。あなたは漁師です

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16/ 今日も魚を釣ったので、たまには魚でなく肉を食べたいとします。村に行って、魚を欲しがる肉を持っている人を探しますが、そんな都合よく魚を食べたい肉を持っている人は見つかりません。そうこうしているうちに、魚の鮮度が下がってきて、価値が減ってしまい、あなたは肉と交換できませんでした

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17/ もしここに、「通貨」の概念があったらどうだったでしょう。あなたが釣った魚をいったん卸問屋に売ることで、お金を得ます。あとで、そのお金を持って、肉を売ってくれる人のもとにいけばよいだけです。つまりその時の魚の価値を保存して、別の価値のあるものに交換できる機能を持っているのですね

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18/ かんたんにいうと、売買や取引のマッチング成功率が大きくあがるのです。その時にマッチングしなくても、いったんお金の形になっていれば、あとでマッチングすることができます

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19/ しかも、インターネットを通じると、いままでは狭い村の中だけで声をかけてマッチングするかどうかだったのが、すぐに世界中の人々に誰でも手軽に知らせることができ、そのやりとりにかかる手間も、ワンタップでできてしまいます

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20/ これが、いままではインターネット上の経済活動が、物々交換レベルの時代だったことから、「DeFi」が登場したことによって、いきなりキャッシュレス時代になってしまったというイメージなのです。ここではオープンなインターネット上の話で各企業のデータベースに閉じた”ネット”はまた別の世界です

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21/ せっかくそうしたインターネット上の金融の仕組みを整ったのだから、もっと使ってほしいと考えると、「価値のやりとり」をもっと行ってほしいと考えるのが、DeFi側の考えです。せっかく金融の仕組みがあっても、それを活かせる「経済活動」がなければ、宝の持ち腐れになってしまうからです

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22/ そこで注目されたのが、インターネット上のあらゆるデータに価値をつけることができる「NFT」なのです。「NFT」を組み合わせれば、価値あるデータの「やりとり」が「DeFi」を通じて、インターネット上で一気に花を咲かせることができるのです

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23/ 繋がりましたね！これまでのオープンなインターネット上では情報がコピーし放題だったから、供給が無限となってしまって、需要が多少あっても、価値が保ちづらくなっていました。それをDeFiとNFTによってまるきっり別の世界を実現してしまったのですから、面白いですよね

— paji.eth (@paji_a) May 9, 2022

24/ ちなみに、NFTもDeFiも実は同じブロックチェーンから生まれた仕組みというのも快感です。ネット上の経済活動が滑らかにするDeFiと、ネット上のデータに価値がつけられるNFTが、出身がたまたま一緒だったのですから、なんという偶然なのでしょうか。私はDeFiとNFTは奇跡の出会いだと思うのです

— paji.eth (@paji_a) May 9, 2022