今回はWeb3の専門家として有名な @paji.eth さんの「「DeFi革命」を専門用語なしで書き殴り」についてのツイートをまとめてみました!
- 「DeFi」とは、世界中のみんなでインターネット上に無人銀行を作ってしまおう」という野心的なプロジェクトの総称
- 「DeFi」で使われる通貨は、デジタル上の新しいお金=暗号資産など
- 決められたルールがある「DeFi」によって、社会がより平等になっていく
Web3で稼ぐ方法のヒントはあるのでしょうか?
1/ 今日は「DeFi革命」を専門用語なしで書き殴りします。「DeFi」とは、分散型金融の略称で、超かんたんにいうと「世界中のみんなでインターネット上に無人銀行を作ってしまおう」という野心的なプロジェクトの総称です。「DeFi」の「無人銀行」には、すでに10兆円以上のお金が預けられています
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
2/ 「DeFi」から生まれた「無人銀行」を具体的に見ていきたいと思います。
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
銀行のサービスはおもに
①両替:「お金A」と「お金B」の交換できる
②預金:「お金」を預かって利子をもらう
③融資:「お金」を貸りて金利を払う
の3つの機能があります
3/ 今回は、このうち①の「両替」について詳しく解説します。「DeFi」はこれまでの古い銀行を、新しく置き換える存在なので、比較するためにまずは古い銀行を海外旅行を例に解説していきます。あなたが普段お使いの銀行を思い浮かべてください
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
4/ いまは気軽に海外旅行というわけにもいきませんが、仮に今年の夏休みに、晴れて海外旅行も行けるようになったとします。米国のカリフォルニアに旅行しようと思ったら、現地で多少はキャッシュも必要なので、羽田空港にある銀行で5万円分の日本円を、米国ドルに両替したいと思います
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
5/ その日はたまたま手数料込みで(計算しやすい)1ドル122円だったとします。銀行もビジネスなので手数料がとられます。1ドルあたり3円の手数料を足すと、1ドル両替するのに125円必要でした。銀行に5万円を渡すとあなたは400ドル分の紙幣や硬貨を受け取ります。銀行は手数料の1,500円が得られます
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
6/ ここまでは、海外旅行をされたことがあれば、なんとなくイメージが掴めますよね。今回は米国旅行だったので、米ドルに両替しましたが、中国だったら中国元、ヨーロッパならユーロなど、銀行は各国の通貨と交換してくれます。海外旅行から戻ってきた時に、米国ドルを日本円に戻したい人もいます
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
7/ 空港にある銀行では、米国ドルや日本円など、毎日一定額の各国の通貨を用意して待っていてくれます。そして、両替をするたび手数料をとる仕組みです。その手数料で羽田空港のお店のテナント料や、両替をしてくれるスタッフさんたちの給与を支払います。これが銀行における「両替」の機能です
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
8/ 「両替」の機能をシンプルに見てみると、こんな形になっています。
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
「古い銀行」の両替
①銀行:各国の通貨を用意し為替レートを決める
②銀行:お店でスタッフが両替対応する
③利用者:A通貨を銀行に渡す
④銀行:手数料をとりB通貨を渡す
⑤利用者:銀行からB通貨を受け取る
9/ これが「DeFi」の「無人銀行」になると、こんな感じになります。
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
「DeFi」の両替
①参加者:「各国」の通貨を提供する
②システム:Web上で自動対応&為替レート自動
③利用者:A通貨をシステムに渡す
④参加者:システムから手数料を得る
⑤利用者:システムからB通貨を受け取る
10/ 参加者は、この「無人銀行」の仕組みに、自分の持っている通貨を提供する一般の人です。ここではわかりやすく各国の通貨と書きましたが、この「DeFi」で使われる通貨は、デジタル上の新しいお金=暗号資産などです。いったんは、日本円や米ドルのような「各国の通貨」をイメージしてみてください
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
11/ 新しい銀行に、あなたがデジタル上の通貨を持っていたら、両替に使っていいですよと、通貨を提供すると、だれでもかんたんに参加者となれるのです。そして、参加者になると、両替されるたびに、いままで銀行が手に入れていた手数料が、参加者に手数料が入ってくる仕組みになります、これはすごい
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
12/ いま2022年に銀行を新しく作るなんてことはできなさそうですけど、「無人銀行」であれば、あなたも私も銀行的な役割、つまり持っている通貨を提供することで、新しい仕組みの銀行を作るお手伝いができて、加えていままで古い銀行が得ていた手数料という報酬を手に入れることができるのです
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
13/ 銀行預金をしておくと、少し利子がつくと思いますが、同じような感覚で、為替のために自分のもっている通貨を預けておくと、両替のたびに手数料がもらえます。しかも、すべてシステムが自動的に行うので、その手数料による収益が増えていく様子を秒単位のリアルタイムで見ることもできたりします
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
14/ システムと一般の参加者で銀行を支えているので、かかる手数料も破壊的に安いのも特徴です。銀行が入るような立派なビルや、真面目そうな銀行員やスタッフさんなしで成立するからで、コストが劇的に安くなるからです。利用者にとっては、両替にかかる手数料は安いにこしたことはないですよね
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
15/ 両替の瞬間に注目してみましょう。あらかじめ決められた計算式によって、このDeFiの「無人銀行」に通貨Aと通貨Bをそれぞれ提供している参加者の人たちに手数料分の報酬が支払われます。これもシステムが自動的に行ってくれます、このシステムがイーサリアムが発明したスマートコントラクトです
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
16/ この「DeFi」による「無人銀行」が画期的なのは、参加者や利用者の「信用」がない人でも、決められたルール通りに通貨を提供することで、許可いらずで銀行のように「信用」が大事なサービスを提供できてしまうことです。「トラストレス」や「パーミッションレス」と呼ばれています
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
17/ 大事なのはシステム。システムのもととなっている「プログラムのソースコード」と呼ばれる計算式をしるした文書は、複数の専門家たちによって入念に確認されています。バグがないか、悪いことをしないかなどの審査が何重にもなされているので、安心して利用することができます
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
18/ 「システム」は、権利を振りかざして、人が人を支配する、といったよこしまな価値観は持ちえません。私が「DeFi」によって、社会がより平等になっていくと常々書いている理由はここにあります。「特定の誰かしかできない権利」こそが、この社会に不平等を生むゆがみです。革命にワクワクしてky
— paji.eth (@paji_a) May 2, 2022
こんなマニアックな話が拡散されて5年越しに嬉しいです。最近はDeFiやWeb3などの解説をVoicyでも配信中です!https://t.co/9eQX6z3QeU
— paji.eth (@paji_a) May 3, 2022
まとめ
すでに10兆円以上のお金が預けられているという社会が平等になるシステム、それが「DeFi」
このシステムはバグがないか、悪いことをしないかなどの審査が複数の専門家たちによって入念に確認されてるので
安心して利用することが出来ますね!