今回はWeb3の専門家として有名な @paji.eth さんの「NFTの”純度”」についてのツイートをまとめてみました!
- NFTは「ビール」「発泡酒」「第三のビール」のような違いがある
- ①チェーンの種類、②メタ情報、③外部スクリプトの利用などで測ることができる
- NFTは黎明期で荒削りなので折り合いをつけながら、あらゆるアプローチで社会実装を目指していく必要がある
Web3で稼ぐ方法はあるのでしょうか?
1/ 今日は「NFTの”純度”」について書き殴ります。ひとくちにNFTといっても、実は「ビール」「発泡酒」「第三のビール」のような違いがあります。私は図のようにすべてをひっくるめて”広義のNFT”と捉えていますが、純度は中心にいくほどブロックチェーン思想が色濃く反映されていると考えます pic.twitter.com/3KbG1Olmiy
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
2/ NFTの純度を測るときに、図のように①チェーンの種類、②メタ情報/画像/動画の置き場所ざっくり2つの要素に分解すると理解しやすくなります(細かくいえば、③外部スクリプトの利用、なども含まれるかもしれません)。ブロックチェーン思想から考えるNFTは「永続性」や「確からしさ」を重視します
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
3/ どこか1社(や少数の会社)が運用するチェーンやサーバーにNFTの構成要素を置いた場合、もしその会社が倒産してしまうと、チェーンやサーバー自体がストップして、「永続性」の観点からはやや不安です。より「永続性」を高める手段として、IPFSをはじめとする分散型サーバーが選択されるのです
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
4/ ただ、IPFSだから絶対安心というわけではありません。分散型サーバーというコンセプトには従ってはいるものの、未来永劫存在を保証しているわけではないことに注意が必要です。十分に分散されていないパブリックチェーンなども同じです
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
5/ また、誰もが自由に参加することができないプライベートチェーンやコンソーシアムチェーンは、参加者の制限を作らず完全オープンなパブリックチェーンと比較すると、世界中のすべての人々が「確からしさ」を確認することができないため、NFTの純度は低くなるでしょう
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
6/ 一方、オープンで誰でも参加できるパブリックチェーンは、より民主的な運用ができ、それが「確からしさ」に繋がっていきます。とはいえ、さまざまな価値観がぶつかりあい歩みは遅くりがちで、ビジネスサイドから見ると、その歩みの遅さにもどかしさを感じている人たちも多いです
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
7/ NFTを構成する要素は、①メタ情報を管理するJSONファイル、②画像/動画などのデータの2つ。これらをイーサリアムのような分散されたパブリックブロックチェーンに”すべて”刻むことができれば、データを改ざんできない特性で「永続性」「確からしさ」を担保し、不変の物理法則級に強靭になります
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
8/ ところがまだ発展途上のイーサリアムでは、一度に刻むことができるデータ量は最大46.8KB程度と小さなサイズ。あらゆる画像/動画などをオンチェーンにするのは現状では難しく、”外部のサーバー”に置き、「参照先URL」の文字列をブロックチェーン化するのが現時点の最適解となっています
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
9/ NFTの画像や動画は、OpenSeaなどのプラットフォーム側で、「参照先URL」の文字列を読み込んで、画像/動画ファイルとして人の目で見て”作品”と分かるように表示している一手間を加えているのです。NFTそのものには画像や動画データが”存在していないイメージが掴めるでしょうか
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
10/ 画像/動画をどのサーバーに置くかによりNFT純度も変わってきます。仮に参照先URLに指定したサーバーがなんらかの事情で停止してしまうと、NFTの重要な構成要素である画像/動画が見られなくなるため、「永続性」や「確からしさ」を失うことになります。残るのは「参照先URL文字列」だけになります
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
11/ 「永続性」を重視すると、どこか1社が運営するサーバーではなく、IPFSに代表される分散型が好まれます。ただ、IPFSに画像や動画データを置いた場合、そのファイルを削除することができなくなるため、権利がたくさん付いているような画像や動画は、法的観点など含め考慮することが増えます
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
12/ メタ情報を管理するファイルの置き場所も同じです。例えば、中央集権型サーバーにメタ情報を置いておけば、万が一、作品タイトルや紹介文や利用規約にミスがあっても書き換えが可能。逆に「永続性」を高めようと、分散型サーバーに置いてガチッとロックすると、その書き換えは不可能になるのです
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
13/ それでも、「永続性」や「確からしさ」を追求することがブロックチェーン的ということで、NFTの代名詞「CryptoPunks」はフルオンチェーン化を果たしました。イーサリアム上のNFTを出力するプログラムでドット絵を表現する手法で、絵のすべての構成要素(=DNA的)をブロックチェーン化したのです
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
14/ イーサリアムでフルオンチェーンNFTを実現するのは富豪的であり、現状、理想的なNFTではあるものの、制約の多さやGAS代を考慮すると、今後も一部のNFT作品にのみ使われていくことが予想されます。NFTの作り方は色々な組み合わせがあり、それはNFTごとのコンセプトによって最適解が違うでしょう
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
15/ NFTは黎明期で荒削り。全条件を満たす正解はない状況です。折り合いをつけながら、あらゆるアプローチで社会実装を目指していくということで、個人から企業まで”山の登り方”を模索している段階だと思います。NFTは万能ではなく、3G回線でYouTubeの4K映像を見るような段階。過度な期待は禁物です
— paji.eth (@paji_a) May 13, 2022
まとめ
あれも、これもと全条件を満たすNFTは現在のところないようです。
まだこの黎明期、みんなが模索している状態でどのように行動できるかで未来が変わるようです!