今回はWeb3の専門家として有名な @paji.eth さんの「Web3時代に企業はどのように振る舞うのが良いか」についてのツイートをまとめてみました!
- ブロックチェーン・NFT・DAOを前提にすると、パラダイムシフトにあわせて考え方を反転させる必要がある
- こうしたマインドチェンジは、スモール組織が成り上がりを果たせる唯一のタイミング
- 社会の変化に柔軟に対応できるか、そうしたマインドを育んでこれたが今後の企業の行く末に大きく影響を及ぼす
Web3で稼ぐ方法はあるのでしょうか?
1/ 今日は「Web3時代に企業はどのように振る舞うのが良いか」を書き殴ります。ブロックチェーン・NFT・DAOを前提にすると、パラダイムシフトにあわせて考え方を反転させる必要があります。
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
中央集権←→非中央集権
一極集中←→分散
トップダウン←→ボトムアップ
生産者│消費者←→生産者&消費者
2/ こうしたマインドチェンジは、すでに多くの利害関係が存在している企業にとってお腹の痛い”しがらみ”、変化させていくには膨大なカロリーが必要となります。典型的なイノベーションのジレンマであり、この期間こそ大変動期。スモール組織が成り上がりを果たせる唯一のタイミングなのかもしれません
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
3/ 企業視点では、Web2までのビジネスモデルは「ファンが喜ぶものを作ってあげている」上下関係が存在していました。Web3では、「(ブロックチェーンのもとに)ファン同士が楽しんでいる場所に横並びに立ち企業も一緒に応援する立場」に変化します。これが技術が持つ特性から導かれる答えです
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
4/ 横並びの”共犯関係”はNounsの例がわかりやすいでしょう。Nounsで毎日リリースされるピクセルアートの売上は、すべて100%コミュニティで利用するためのトレジャリーにプールされていきます。生産者であるNoundersにはトップオフで売上を受け取らないかわりに、参加者と同じNFTを受け取るのです
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
5/ Noundersが得られるこのNFTは、コミュニティにとっては株やS/O(ストックオプション)のような経済的インセンティブが組み込まれています。NFTを売却することも自由にできますが、”安く売り抜け”ようとするとコミュニティからの支持を失うことになるので、見事な共犯関係が成り立っているわけです
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
6/ NounsがWeb2的にリリースするとしたら、売上の一部をトップオフで”運営元”にプラットフォーム手数料をとるでしょう。ところが、Nounsの場合、スマコンで運営者を不在にし、オンチェーン上の運用コストをなくし、こうした純度の高いDAOモデルを提示できたわけです
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
7/ 生産者が横並びの共犯関係になる最大のメリットは、ファンが、自立分散的かつ主体的にボトムアップでコミュニティの活性化施策を次々と行ってくれるようになるため、いわゆるトップダウンのマーケ施策が不要になるのです。ファンが何をしたら喜ぶかをファン自身が一番よくわかっているからです
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
8/ そして生産者が横に並ぶコミュニティの一部としていることで、むしろ、ファン自身を日々喜ばしてくれるありがたい存在となるわけです。Web2ではクラウドファンディングやパトロンサービスを、ファンのエンゲージをトップダウンで資金を調達していましたが、Web3はもっと自然な形になるでしょう
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
9/ Nounsのように、技術が持つ特性を極限的・理想的な活用を目指した場合、もっとも難しいのは、Web2時代までに積み上げてきた企業文化や商習慣の壁でしょう。Web3やブロックチェーンの根幹思想に深い理解がない場合、権限や売上をあえて放棄するような”ビジネスプラン”は承認を得られないからです
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
10/ 株式会社や株式市場そのものの根底を覆すような大変革が起こっているいま、かつてスマホシフトに出遅れた企業のように、社会の変化に柔軟に対応できるか、そうしたマインドを育んでこれたが今後の企業の行く末に大きく影響を及ぼします。Web3を理解し体験することが今後求められていきそうです
— paji.eth (@paji_a) May 18, 2022
まとめ
株式会社や株式市場そのものの根底を覆すような大変革が起こっています。
ファン同士が楽しんでいる場所に横並びに立ち企業も一緒に応援する社会になると
お互いを理解しあえる素敵な社会になるのではないでしょうか。