トークンエコノミーをざっくり説明してみた。

今回はWeb3の専門家として有名な @paji.eth さんの「トークンエコノミー」についてのツイートをまとめてみました！

ポイント

事業へ投資してもらう資金調達、ブロックチェーンを使った「トークン」
ブロックチェーン上に誰も改ざんできない株券のようなものを誰でも発行できるようになり、世界中の誰でも売買が可能になった
コミュニティ全体として「みんなでサービスを発展させていく」という方向づけができる

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1/ 今日は「トークンエコノミー」を書き殴りします。いまの資本主義経済を大きく発展させてきた、株式市場／金融の仕組みが、トークンエコノミーで新しくアップデートされようとしています。なぜか。ブロックチェーンによって高い信用力を持つ存在が不要になったからです
— paji.eth (@paji_a) May 20, 2022

2/ 資本主義社会を維持・発展させていく上で、事業へ投資してもらう資金調達はとても便利な存在です。歴史上、その調達方法は、基本的には「株式（エクイティ）」「デッド（借入）」のふたつしかありませんでした。そこに突如として現れたのが、ブロックチェーンを使った「トークン」による調達です
— paji.eth (@paji_a) May 20, 2022

3/ トークンによる調達をざっくり説明すると、「ブロックチェーン上に誰も改ざんできない株券のようなものを誰でも発行できるようになり、世界中の誰でも売買が可能になってしまった」ということです。デッド／エクイティに次ぐ第3の選択肢＝トークンによる調達という手法が生まれたのです
— paji.eth (@paji_a) May 20, 2022

4/ イーサリアムのスマートコントラクトという機能で事業投資に必要な資金調達を「トークン」で簡単にできるようになりました。観測できるだけでもすでに数千億円以上の調達がイーサリアムを通して行われています。いわば国家や金融機関なしで株式の仕組みを作って運用されてしまっているのです
— paji.eth (@paji_a) May 20, 2022

5/ ブロックチェーンが持つ金融的機能の活用をカンタンに行えるようになると、"事業収益の中から次の投資をしていく"という株式の場合のスピード感を大きく超越して、次々と事業やサービスの発展に繋がるアクションを打ち出すことができるようになるのです
— paji.eth (@paji_a) May 20, 2022

6/ 利用者にもトークンを持ってもらうことで、「Amazonで買い物をしていたらAmazonの株がもらえた状態」にもなったりすると、「このサービスがより良くなる貢献に対してトークンがもらえるなら、色々提案していこう」という、お買物ポイントを超えた経済的なインセンティブが働きます
— paji.eth (@paji_a) May 20, 2022

7/ トークンによって、運営側だけでなく、コミュニティ全体として「みんなでサービスを発展させていく」という方向づけができるようになります。これこそが「事業で短期的に収益をあげよ」という力が強すぎた株式の仕組みを超越した、トークンエコノミーがもたらす真価だと考えます
— paji.eth (@paji_a) May 20, 2022

8/ トークンエコノミーがうまく設計できれば、これまで事業やサービスをもっとも効率的に発展させる仕組みとして君臨していた「株式会社」の存在意義が揺らぎます。将来的には、定番の組織が「株式会社」ではなく「自律分散型組織＝DAO」に変わっていく可能性も十分あり得ます
— paji.eth (@paji_a) May 20, 2022